先日、あるお寿司屋さんのカウンターでお寿司を食べていたのですが、そこの板前さんにいきなり人生相談されました。
少しびっくりしましたが。内容は非常にシンプルでした。
今のままの人生では先が見えており、どうにか人生逆転したい
私のような人生を歩んでみたい(これはざっくりしていますが、要はわたしのことを良く思ってくれていて、私みたいになりたいと思ってくれたようです)
そしてそのような相談は良くされますので、完結にお答えさせていただきました。
それは、20年間の計画を持って努力をはじめ、それをちゃんとやり遂げるということです。
この回答をするとかなりがっかりされたり、理解できないといったようなリアクションをされます(笑)
そんなに努力できそうもないし、そもそも20年も計画ってできないし、もう年だし、お金ないし、、、、
といった思考が5秒くらいで浮かんでいる感じです。
そして、それはその人の表情を見ればかなりの確率で分かります。
しかしながら、世の中を見渡すと20年以下の努力で一定の結果を出している人のほうが少なかったりします。
例えば、東大に入ったり、医者になったり、弁護士になったり、プロ野球選手になるなど
数か月や数年の努力でとても達成できる目標ではないですし、実際に短期間で上記のような職業になれる事はありません。
小学校に入ってから大学を卒業して、資格を取って、その環境で1人前になって、、
といった過程を考えると、20年くらいは必要だったりします。
そして、この基準は何も私が独自に出したものではなく
世界の歴史上のお金持ちの中で3番目にお金を稼いだといわれる有名な実業家の方が言っていたことです。
「思考は現実化する」という、かなり有名な本の企画をした人で、アンドリュー・カネーギーさんという方なのですが
この実業家の方は、実に500人もの人に成功する可能性を見出し、実際に成功者のデータを取るために追跡させました。
そして、その追跡の期間が20年間でした。
要は、歴史上3番目のお金持ちの実業家が、一人の人間が成功するかどうかに定めた期間が20年だったということです。
20年という期間はそういった根拠があったのですが、私の経験上もこの20年という数字はかなり適格だと思います。
20年程度の長期的な視野で、どのような仕事に取り組み、どのような結果を出すのか。
それを本気で考えてから何事も始めたほうが、結局のところ後悔のない人生を送ることができます。
冒頭でお話しした、すし職人の方のように何年もすし職人として経験を積んでも、理想の人生にならなかったということは良くある話なのです。
ただし、このすし職人の方が長い年月をかけて技術を習得し、多くの人に価値あるサービスを提供してきたことはもちろんリスペクトしなければなりません。
そして、それだけのことができたのだから新しい人生でもきっとうまくいく。
すしを握るための一流の技術を長い年月をかけて習得したように、長期的な視野をもって物事に取り組めばきっと成功するだろうと思います。
多くの方は30代以降は多くの可能性をあきらめる傾向にあるようですが
20年は意外と短いもので、理想の人生があるのであれば、そのために今から取り組むことは心からおススメできます。
その20年の中で成長し、身につけた知識や経験や成果を振り返り、後悔するようなことはほぼあり得ません。
先日お話ししたすし職人の方が今後どのような人生を歩まれるのかはわかりませんが、自分の理想を追求し、それをかなえ、満足度の高い人生を歩んでくれたら嬉しいなと思っています。
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